Vol.209 実践薬事マーケティング

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Vol.209 実践薬事マーケティング

 「登山」を楽しむか、「ロコモ」で悩むか??

~シニア世代に必須の『足腰系サプリ』について~
 
 
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▽▲シニアの健康のカギは「足腰」▽▲
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梅雨があけるといよいよ夏!

夏のレジャーと言えば「海」を連想しがちですが、
意外にも7月は「山」にまつわる記念日が多い月。

7月1日の「富士山山開き」に
7月19日の「マッターホルン北壁登頂の日」と、
夏の訪れとともに、「登山」も本格的なシーズンを迎えます。

ここ数年、ブームにもなっている「登山」ですが、
その人気を支えているのは何とシニア世代!
「登山人口の約7~8割は中高年」と言われるほど、
男女問わず、チャレンジする方が多くなっています。

元気に登山を楽しむシニアの方が増えている一方で、
問題となっているのが「ロコモティブシンドローム」。

「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」とは、
足腰の骨や関節、筋力が衰え、要介護となる危険性が
高くなる状態のこと。
通称「ロコモ」とも呼ばれ、40歳以上の3人に1人が
発症する可能性があると言われています。

「登山」をエンジョイするか、「ロコモ」で悩むか・・・
そのカギとなっているのが『足腰の健康』。

最近のシニア世代は問題意識が非常に高いと言われますが、
「自身の体」についてどのように考えているのか?

さっそくレポセンのアンケートから探ります!

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▽▲体力に自信があっても、約8割は「衰え」を実感!▽▲
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 ■出典
  レポセン
 『シニア・高齢者の健康意識とロコモティブシンドローム』
  より一部抜粋

 ■調査結果
  676人
 ■調査対象者
  50代~80代の男性・女性
 (男女比:男性48.1% 女性51.9%)
 (年代比:50代27.3% 60代35.7% 70代26.9% 80代10.4%)
┌───────────────────────────────
│Q1:あなたは、普段から健康に気を使っていますか?
│   <単一回答>
│ 
│ ◎とても気を使っている        ・・・36.5%
│ ◎やや気を使っている        ・・・53.1%
│ ◎あまり気を使っていない       ・・・9.3%
│ ◎全く気を使っていない        ・・・1.0%
└───────────────────────────────
「とても気を使っている」「やや気を使っている」が約9割!
問題意識が高い・・・だけあって、数値でも立証した形に。

Q2は、「運動の頻度」についての質問。
「現代人は運動不足」と言われていますが、シニアの方はどうでしょうか?
┌───────────────────────────────
│Q2:普段、どのくらいの頻度で散歩や運動をしていますか?  
│   <単一回答>

│ ◎ほぼ毎日           ・・・23.4%
│ ◎週に4~5回             ・・・20.4%
│ ◎週に2~3回           ・・・26.6%
│ ◎週に1回以下             ・・・20.6%
│ ◎全くしない             ・・・9.0%
└───────────────────────────────   

なんと約7割の方が「週に2回以上の運動・散歩」をしているという結果に。
「足腰の健康」の為に大半の方が努力していることが伺えます。

Q3は「体力」についての質問。シニアの方は自身の体力について
どのような自覚をもっているのでしょうか?
┌───────────────────────────────
│Q3:性別や年齢を踏まえた上で、自身の体力はどのくらいあると
│   思いますか?<単一回答>
│  
│ ◎あると思う             ・・・15.2%
│ ◎どちらかといえばあると思う     ・・・51.0%
│ ◎どちらかといえばないと思う     ・・・30.2%
│ ◎ないと思う             ・・・3.6%
└───────────────────────────────

「登山」ブームを牽引しているだけあって、
「自身に体力がある・どちらかといえばある」と答えた方が65%。
年代別に見ると『70代』の方が一番多く、
約7割の方が「体力がある」と感じていらっしゃいます。

その一方で、避けては通れないのが「衰え」。
Q4~6まで一気にご紹介いたします!
┌───────────────────────────────
│Q4:ここ5年程度で、「体力の衰え」を感じることがありますか?
│   <単一回答>

│ ◎とても感じる           ・・・31.8%
│ ◎やや感じる            ・・・53.6%
│ ◎あまり感じない          ・・・13.3%
│ ◎全く感じない           ・・・1.3%
└───────────────────────────────
┌───────────────────────────────
│Q5:ここ5年程度で、「筋力の衰え」を感じることがありますか?
│   <単一回答>

│ ◎とても感じる           ・・・29.7%
│ ◎やや感じる            ・・・53.3%
│ ◎あまり感じない          ・・・15.7%
│ ◎全く感じない           ・・・1.3%
└───────────────────────────────
┌───────────────────────────────
│Q6:ここ5年程度で、「バランス感覚の衰え」を感じることがありますか?
│   <単一回答>

│ ◎とても感じる           ・・・24.0%
│ ◎やや感じる            ・・・48.7%
│ ◎あまり感じない          ・・・24.1%
│ ◎全く感じない           ・・・3.3%
└───────────────────────────────
「体力がある」という反面、「体力」「筋力」「バランス感覚」
いずれも7~8割の方が「衰え」を感じると回答。

続いては、「ロコモティブシンドローム」かどうか判断する
『ロコチェック』7項目のうち、3項目
—————————————————
1.家の中でつまずいたり、滑ったりすることはあるか?
2.片脚立ちで靴下を履くことができるか?
3.信号を時間内に渡りきれるか?
—————————————————-
について質問。その結果からシニア世代の「ロコモ事情」を探ります!
┌───────────────────────────────
│Q7:ロコチェック3項目でいくつ該当しましたか?<単一回答>
│  
│ ◎該当なし             ・・・60.8%
│ ◎1つ               ・・・28.4%
│ ◎2つ       ・・・9.2%
│ ◎3つ          ・・・1.6%
└───────────────────────────────

チェックが1つでもあてはまったら「ロコモ」の疑いがある・・・と
言われている為、約4割の方が「ロコモ」の兆候あり!

しかしながら、約6割の方が「該当なし」という高い数値から見ても
日ごろから運動などで『足腰の健康』を心がけているシニアの
生活習慣が「ロコモ予防」につながっていることがわかります。

Q8、9では「ロコモの認知度」と「情報入手経路」について。
とくに「情報源」についてはクリエイティブ作りのヒントになる為、
要チェックです!!
┌───────────────────────────────
│Q8:“ロコモティブシンドローム”という病気を知っていますか?
│   <単一回答>
│ 
│ ◎詳しく知っている         ・・・4.9%
│ ◎名前程度は知っている       ・・・33.0%
│ ◎知らない             ・・・62.1%
└───────────────────────────────
┌───────────────────────────────
│Q9:【Q8でロコモを「詳しく・名前程度は知っている」と回答した方】
│   “ロコモティブシンドローム”を知ったきっかけは何ですか?
│   <単一回答>
│ 
│ ◎テレビ番組            ・・・37.9%
│ ◎新聞               ・・・19.1%
│ ◎本や雑誌             ・・・10.5%
│ ◎医師や医療関係者から       ・・・10.5%
│ ◎ラジオ番組            ・・・5.1%
│ ◎家族や知人、友人から       ・・・5.1%
│ ◎研修会やセミナーなど       ・・・5.1%
│ ◎わからない、覚えていない     ・・・6.3%
│ ◎インターネット          ・・・0.4%
│ ◎その他              ・・・3.9%
└───────────────────────────────

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▽▲『足腰系』サプリで使える!3つのポイント▽▲
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最近では山登りをする際も「サプリ」を持ち歩く方が増えるなど、
元気なシニアでも健康食品は必須!

そんなニーズに応えて「足腰系サプリ」であることを
ドーンと広告したいものですが、健康食品で「足腰」など
特定部位へ言及することは、『薬事法違反』となります。

もちろん、「ロコモティブシンドローム」も×。
「ロコモ」という略称についても認知度が高まってきた為、
行政から不可・・・という見解が出ているので、使用することはできません。

では、どのようにすれば『足腰系サプリ』であることを
訴求できるのでしょうか?

ポイント①
『足腰』を暗示させる表現で訴求する

特定部位への言及はもちろん、
たとえ「暗示」であっても『身体機能の改善や向上』は不可となる
可能性が高い為、

○ これからの毎日の歩みに
○ 人生のふしぶしをしっかり!
○ いつも登山を楽しみたいから‘お守り’サプリ
○ しっかり歩んでいくために▲▲(商品名)
○ ピリピリな毎日をスッキリに

など、生活シーンにからめて頂ければ可能に。

ポイント②
登山家やお茶の先生、落語家、お寺の住職など、
『足腰に関わる』職業の方をイメージキャラクターに起用。

「自分の体が商売道具だから・・・(登山家)」
「毎日正座するから、所作が大切(お茶の先生・落語家)」
「朝の階段掃除が日課です(お寺の住職)」

など、その人の仕事にからめたコメントで訴求するのも◎。
年齢を重ねてもイキイキとした笑顔で仕事をされている
写真などを掲載すれば、なお効果的!

また、体験談で一般の方の元気なコメントを掲載し、
「私もこのサプリ飲んだらこうなれるかも!」と‘共感’させて
購入につなげる・・・といった訴求もありです。

ポイント③
成分名でPR

健康志向の高まりで『足腰系サプリ』が次々と登場し、
グルコサミンやコンドロイチン、コラーゲン、ヒアルロン酸が
『足腰にいい』というのは多くの方に認知されてきている為、
成分名で訴求というのも手段の一つ。

健康食品では合理的な根拠があれば、
『比較表現』は即不可とはならない為、

○ 通常のサプリではグルコサミンが●㎎なのに、
▲▲(商品名)は何と×㎎も配合!

といった表現も可能。
効能効果に触れずに訴求する為、不可と判断されるリスクは
非常に少ないのがメリットです。

最後に「ロコモ」については、アンケートのQ9にあった
『シニアの情報源』から

○ テレビで話題の「シニアのお悩み」をサプリでケア!
○ 40代から注意!新聞で大注目の‘悩み’は ▲▲(商品名)で。

などであれば、標ぼうすることができます。
 
 
 
 
 

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