化粧品・コスメの広告における薬事法

化粧品を取り巻くルール

化粧品を取り巻くルール

・化粧品には薬事法以外にも注意しなくてはいけないルールがあります。
 


 
これらすべてを守って初めて、正しい化粧品の広告といえるのです。
医薬品等適性広告基準と広告

医薬品等適性広告基準の中から、特に化粧品・医薬部外品の広告表現に関係が深い部分を
抜粋しました。
医薬品等適性広告基準

成分及びその分量または本質についての表現の範囲

医薬品等の成分及びその分量又は本質ついて虚偽の表現、不正確な表現等を用い効能効果等又は
安全性について事実に反する認識を得させるおそれのある広告をしないものとする。

<医薬部外品・化粧品>

● 指定成分・香料の未含有表現について
化粧品及び薬用化粧品において、「肌のトラブルの原因になりがちな指定成分・香料を含有
していない。」等の表現は不正確であり、また、それらの成分を含有する製品のひぼうにつながる
おそれもあるので、「指定成分、香料を含有していない。」旨の広告にとどめ、「1 0 0 %無添加」
「1 0 0 %ピュア」等のごとく必要以上に強調しないこと。

<医薬部外品>

●浴用剤における「生薬配合」又は「生薬製剤」の表現について
ア 「生薬配合」の表現については、浴用剤の有効成分の一部に生薬が配合されており、
  しかも承認された効能効果等と関連がある場合であって、かつ「医薬部外品」の
  文字が付記されていれば表現して差し支えない。

イ 「生薬製剤」の表現については、浴用剤の有効成分のすべてが生薬のみから構成されている
  場合であって、かつ「医薬部外品」の文字が付記されていれば表現しても差し支えない。

<化粧品>

●特記成分について
(1)承認を要しない化粧品において特定成分を表示することは、あたかもその成分が有効成分で
あるかのような誤解を生じるため、原則として認められない。
ただし、特定成分に配合目的を併記するなど「化粧品における特定成分の特記表示について」に
従って特定成分の表示を行う場合は差し支えない。
なお、広告においては、特定成分を表現することは、すべてが「特記表示」に該当することとなるので
注意すること。
 
(2) 承認を要しない化粧品の成分の表現について化粧品の配合成分の表現に際しては、当該成分が
有効成分であるかの誤解を与えないようにすること。
また、薬理効果を明示又は暗示する成分が配合されている旨の広告は行わないこと。

化粧品における特定成分の特記表示について

効能効果または安全性を保証する表現の禁止

医薬品等の効能効果等又は安全性について、具体的効能効果等又は安全性を摘示して、それが確実で
あることを保証をするような表現をしないものとする。

効能効果または安全性の保証表現について

「安全性は確認済み」「トラブルなし」など、状態の要因、使用者の性別、年齢等のいかんを問わず
効能効果が確実であること又は安全であることを保証するような表現は、明示的、暗示的を問わず
禁止されています。

臨床データ等の例示について

一般向けの広告にあっては、臨床データや実験例等を例示することは消費者に対して説明不足となり、
かえって医薬品等の効能効果等又は安全性について誤解を与えるおそれがあるので行わないこと。

使用前・後の図画、写真等について

使用前、使用後の図画、写真等の表現については、医薬品等の効能効果等又は安全性の保証表現と
なるので原則として認められない。ただし、使用前及び使用後がないもので かつ、使用方法の説明と
して使用中のものを表現することは、差し支えない。

使用体験談について

愛用者の感謝状、感謝の言葉等の例示及び「私も使っています。」等使用経験又は体験談的広告は、
客観的裏付けとはなりえず、かえって消費者に対し医薬品等の効能効果等又は安全性について誤解を
与えるおそれがあるので行わないこと。
ただし、医薬品(目薬、外皮用剤等) や化粧品等の広告で使用感を説明する場合や、タレントが単に
製品の説明や呈示を行う場合は、本項には抵触しない。
この場合には、使用感が過度にならないようにすること。

身体への浸透シーンについて

医薬品等が身体に浸透する場合等をアニメーション、模型等を用いて効能効果又は安全性に関する
表現を行う場合は、特に虚偽又は誇大とならないよう十分注意すること。
また、アニメーションや写真を用いて医薬品等の作用機序を単に説明する場合であっても、
効能効果等及び安全性の保証的表現にならないよう、注意すること。

他社の製品の誹謗広告の制限

医薬品等の品質、効能効果等、安全性その他について、他社の製品をひぼうするような広告は
行わないものとする。

(1) ひぼう広告について

本項に抵触する表現例としては、次のようなものがある。
ア 他社の製品の品質等について実際のものより悪く表現する場合
 例: 「他社の口紅は流行おくれのものばかりである。」
イ 他社のものの内容について事実を表現した場合
 例: 「どこでもまだ××式製造方法です。」

(2) 漠然と比較する場合について

漠然と比較する場合であっても、基準3 ( 6 )に抵触するおそれもあるので注意すること。

(3) 自社製品の比較広告について

製品の比較広告を行う場合、その対象製品は自社製品の範囲で行い、その対象製品の名称を明示した
場合に限る。
しかし、この場合でも説明不足にならないよう十分に注意すること。

医薬関係者等の推せん

医薬関係者、理容師、美容師、病院、診療所その他医薬品等の効能効果等に関し、世人の認識に相当の
影響を与える公務所、学校又は団体が指定し、公認し、推せんし、指導し、又は選用している等の
広告は行わないものとする。
ただし、公衆衛生の維持増進のため公務所又はこれに準ずるものが指定等をしている事実を
広告することが必要な場合等特別の場合はこの限りでない。

医薬関係者の推せんについて

本項は、医薬品等の推せん広告等は、一般消費者の医薬品等についての認識に与える影響が大で
あることにかんがみ一定の場合を除き、例え、事実であったとしても不適当とする趣旨である。

特許について

「特許」の関する表現は、事実であっても本項に抵触し、事実でない場合は虚偽広告として取り扱う。
なお、特許に関する権利の侵害防止等特殊の目的で行う広告は、医薬品の広告と明確に分離して
行うこと。
「特許について」

「公務所、学校、団体」の範囲について

「公務所、学校、団体」の範囲は、厳格な意味の医薬関係に限定されない。
例: 特許 特許庁
   ○ ○ 小学校選用品(肝油製剤にある。)

厚生労働省認可(許可)等の表現について

厚生労働省認可(許可)、経済産業省認可(許可)等の表現も本項に抵触する。

化粧品の表示に関する公正競争規約と広告

化粧品の表示に関する公正競争規約は、化粧品の表示に関する事項を定めることにより、
不当な顧客の誘引を防止し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択及び事業者間の公正な競争を
確保することを目的とする。

この中から、特に化粧品・医薬部外品の広告表現に関係が深い部分を抜粋しました。
化粧品の表示に関する公正競争規約

安全性、完全、万能を意味する用語について

事業者は、化粧品の表示において、安全、万能、最上級等を意味する用語を使用する場合は、
施行規則で定める基準によらなければならない。

(1)安全性を意味する用語

「安全」、「安心」等安全性を意味する用語は、断定的に使用することはできない。

(2)完全を意味する用語

「完全」、「完ぺき」、「絶対」等全く欠くところがないことを意味する用語は、
断定的に使用することはできない。

(3)万能を意味する用語

「万能」、「万全」、「何でも」等効果が万能万全であることを意味する用語は、
断定的に使用することはできない。

(4)最上級を意味する用語

「最大」、「最高」、「最小」、「無類」等最上級を意味する用語は、客観的事実に基づく
具体的数値又は根拠のある場合を除き
使用することはできない。

(5)優位性を意味する用語

「世界一」、「第一位」、「当社だけ」、「日本で初めて」、「抜群」、「画期的」、
「理想的」等優位性を意味する用語は、客観的事実に基づく具体的数値又は根拠のある場合を除き使用することはできない。

(6)新製品を意味する用語

新聞、雑誌、テレビジョン、ラジオ、インターネット等マス媒体を用いて表示する「新製品」、
「新発売」等を意味する用語は、発売後6 ヶ月以内でなければ使用することができない。

(7)その他の用語の使用基準は、別表4 に定めるところによる。

(無添加等無配合を意味する用語・「アレルギーテスト済み」等のテスト済みに関する用語)

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